会社経営は一人でもできます。昔とは違って会社法が改正されたことによって、株式会社でも一人で経営することができるようになりました。しかし、これからの時代はよりチーム戦略が重要視されています。

そんなチーム起業の魅力とポイントについてお話ししていきます。

 

チーム起業の魅力とは?

会社をおこして事業をおこなっていくことは、とても根気と忍耐がいる作業です。会社を立ち上げてすぐに軌道に乗れれば良いですが、そうそううまくはいきません。だからこそ、一人で会社を立ち上げるよりも、共に高め合っていくことのできるチームで起業するほうがメリットがあるのです。

また、一人で起業すると、全てのことを一人でおこなわなければいけません。いちから学び、いちから身につけていかなければいけないのです。これが複数名の場合、分担して身につけていくこともできますし、意見交換をしながら早くお互いを高め合っていくことができるのです。

一人で何もかも背負い込む必要はありませんし、周りの力を借りるということに、早い段階から慣れることができます。

 

右腕やパートナーを見つける

チーム起業のカギとなるのは、右腕となる存在を見つけることです。どんなに優れた人間でも、自分一人では手が回らない部分も多いでしょう。他の人の意見によって、滞っていた流れが飛躍的に改善される場合もあるのです。

こうした右腕となるパートナーを見つけることは、会社起業において重要なことです。あなたがあなたとして機能するためにも、右腕は必要です。

 

代表者をしっかり決める

また、チーム戦略のもっとも重要なポイントとして、代表者をしっかりと選出することがあります。それぞれ、能力も違えば、向き不向きもあります。代表者いかんでその後の経営が大きく変わると言ってもいいでしょう。

大企業ともなれば、部署ごとに役割分担が徹底されていますが、創業したての小さな会社の場合、そうはいきません。代表者の存在がもっとも重要になります。そして、その代表者の向き不向きをしっかりと理解して、周りの人間がサポートしてくことも大切です。

代表者とは、全ての責任を押し付けるだけの存在ではないのです。周りの人間が代表者を代表としてしっかり機能させるように振る舞うことこそが、もっとも重要です。つまり、名目上は代表者がトップでも、経営の責任はチーム全体にあると考えて活動していくことが重要です。

 

お互いの目標やゴールをなるべく小さく絞る

チーム戦略で重要なのは、そのチームにいる人間全員の利害関係を一致させることです。しかしこれが容易ではありません。人間というのは、ひとりとして全く同じ価値観を持っている人間はいません。家族ですら別々の価値観を持って生きています。

ですので、全ての価値観を統一することは不可能と言えるでしょう。だからこそ、もっとも重要な部分を合わせておく必要があります。人それぞれ考えかたは違うけれど、皆が最終的にどこを目指しているのか?とりあえずのゴールはどこなのかをハッキリさせておく必要があります。

この部分がズレると、組織として機能しなくなります。ひとつのチームが、チームとして成り立たなくなる理由として「方向性の違い」や「価値観の相違」などという言い訳をよく見かけます。もっとも重要視すべき目標地点がズレてしまうと、このようになってしまいます。

この部分は事前にしっかりと話し合っておく必要があります。

 

人それぞれの価値観や多様性を認める

とはいえ、あまり頭を固くしすぎるのも良くありません。チームで活動しているのですから、流れから目標地点が変わってくることがよくあります。皆はじめは素人ですから、経験からしか見えてこない部分もあるのです。

そこで最初の考えを引きずってしまい、他の意見を受け入れないとチームの崩壊を招きます。ここが一人で活動するのと比べて難しい部分です。一見適当でいい加減に見える人も、ポイントが違うだけでいい加減にやっているワケではありません。

一から十まで悲観的になってしまうと、ムードが悪くなります。人それぞれのツボの違いや、価値観を認めることが長く同じチームを継続させるための重要なポイントになります。

写真:大平 清貴

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