2014.08.26
ネットでお店を開業したい!オンラインストアを作る最も簡単な方法はドロップシッピング?
インターネットでショッピングをするのは、もはや当たり前になりました。トータルで考えると直接お店へ足を運んで買い物をするよりも、ネット通販で済ませてしまうほうが多いという人も増えてきているのではないでしょうか?
たとえば、消耗品の類。常に同じものを使い続けるようなシャンプー、歯ブラシ、健康食品などは、ネットで通販すると毎月一定のタイミングで商品を送ってきてくれるため購入の手間が省けます。Amazonや楽天をはじめ、毎年膨大な利益を出しているネットストアは山ほど存在します。では、私達が一からネットショッピングを設立するときの例を考えてみましょう。
ネットショップ開業までの手順
ネットでお店を構えるためには、まずその店舗となる土地と建物を用意しなければいけません。ネットにおける”土地”とは、サーバースペースのことを指します。これがなければネット上にサイトやブログはもとより、コンテンツを公開することすらできません。
個人でも手軽に利用できるアメーバブログやFC2ブログなど、無料で利用できるサーバーも多いですが、ショッピングサイトを運営するとなれば、最低でも有料のレンタルサーバーを借りる必要があります。用意したサーバー上に”建物”となるサイトやコンテンツを公開していくのです。
一からウェブサイト運営する場合、住所となる独自ドメインの取得も忘れずにおこないましょう。国内にも優良なサーバースペースはたくさんありますが、海外サーバーのほうが安く借りられて、サーバーの契約につき独自ドメインがひとつ無料で取得できたりします。
ネットショップ開業に必要な手続き・申請
ネットショップを開業してものを売るのには、なにか特別な許可がいるのではないか?と考える人も多いですが、ネットでモノを売るのにこれといった許可や資格は必要ありません。「特定商取引法に基づく表記」をサイト内のわかりやすい位置に掲載しておけば、その他の申請等は必要ありません。
しかし、取り扱う商品によって許可や申請手続が必要になる場合があります。たとえば、食品を取り扱う場合は、「食品衛生責任者の免許」や「食品衛生法に基づく営業許可」が必要になります。併せて種類を販売する場合は、「一般酒類小売業」の免許が必要になります。他に生き物やペットを扱う場合は「動物取扱業」の許可が必要です。
また、これらの取扱いをおこなわない場合でも、古着や古本、リサイクル家電などを取り扱う場合には、「古物商許可証」が必要になります。
ネットショップはどこから商品を入荷しているの?
お店を開業する時に一番疑問に思うのが、おそらく商品の仕入先のシステムだと思います。当然、そこら辺のお店から購入した商品を並べるわけにはいきません。それではなんの利益にもなりません。商品の仕入は問屋や卸売業者からおこなうのが普通です。
では、どのようにしてそうした業者と知り合うのかというと、販売者とメーカーとを繋ぐ役割を果たしている仲介業者が存在します。物流には欠かせない存在となっており、仲介業者を通してメーカー、もしくは小売業者から商品を仕入れて販売するのが一般的です。
もっと言えば、直接生産者となる農園のオーナーなどに足で交渉をし、産地直送の販売ルートを確保するという方法もあります。独自のルートを築いたほうがより安く仕入れられて利益が大きくなったり、安心感を消費者に与えることができます。
最も簡単なネット売買の方法は?
ネットストアを開設することは敷居の高いことのように思われがちですが、現代ならではのネットを使った売買が簡単にできるのもメリットとしてあります。
もっとも身近で誰でもおこなうことのできるネット売買の方法としては「ヤフオク」があります。中古品を販売する場合でも届け出などは不要で、あくまで”個人売買”を中心とした取引が可能です。もちろん、将来的にネットショップを開設した場合は、ショップとしてのアカウントを持つことができます。
ヤフオクで手作りのアクセサリを販売したり、リサイクルショップなどから入手したリサイクル品を販売して利益を得る「せどり」という売買の方法もよく知られています。
また、ネットにあまり詳しくない人にとっては少し敷居が高いかもしれませんが、「ドロップシッピング」という方法もあります。これは、ドロップシッピングの仲介となる業者と提携して、商品を自信のサイトで販売する方法です。商品が購入されれば、直接メーカーから出荷になるため、在庫を抱える必要も資格の取得や申請の必要もありません。
いかがでしたか?ネットショップを開業するには、少しのハードルを超えれば、そのすぐ先にあります。ネットショップも立派な販売者であり、経営者ですから、経営で初めから行き詰まらないように経営コンサルを受けるなり、専門家に相談することで、より良い結果が生まれることと思います。